スタジオ概要・沿革

レコーディング、ミックスダウン、マスタリング
2000年10月、サザンサウンドスタジオ設立
2003年6月、レコーディングブース導入
2003年10月、 digidesign PROTOOLS HD3 導入
2004年5月、モニタースピーカーをB&W CDM1からTANNOY SYSTEM 1000へ入れ替え
2011年3月、錦糸町から押上(向島)にスタジオ移転
2020年1月、向島から東駒形居酒屋しのちゃん内に移転

スタジオの歩み

スタジオ黎明期の写真。PowerMac G3 535MHZ(改)をベースに、MOTU2408、 デジタルパフォーマーをベースとしたネイティブ環境で、アナログ卓とアウトボードを使用した温かみのあるサウンドを、 格安提供することをモットーに2000年10月、プロジェクトスタジオとして営業を開始しました。
翌年、老朽化したアナログコンソールの買い替えを検討、候補に 上がったのは、YAMAHA O2R,O3D,TASCAM TMD4000ですが、既にハイビット、ハイレート機材の発表は目前でしたので、 今O2R等のハイエンドデジタルミキサーを購入するのは得策とは言えないと判断し、YAMAHA O1Vデジタルコンソールを導入しました。また、長年 小型スタジオモニターの定番であった、YAMAHA NS10M studioの生産完了の発表があり、今後のスタジオ拡張時のために最終ロットに 近い製品を新品導入。2001年
アップル社のMacOS9切り捨て騒動で、まだ購入はしたくなかったのですが、PowerMac G4、1GHZdualモデル を導入。標準でモニターを二個繋ぐことができるので、これを期にモニターをデュアルディスプレイに。 泣く泣くの購入でしたが、デジタルパフォーマーが不安定ながらOS9でdualCPUに対応するという快挙を成し遂げたので、 パフォーマンスは一気に向上。一部プラグインの不対応で少々イライラしながらも仕事をこなす。 contorol surfaceにKAWAI MM16を使用したのですが、フェーダーストロークが短すぎてあまり使えなかった (笑)WAVES L2ハードバージョン、TC FINALIZER96、focusrite mixmasterの3台を並べて比較した結果、 focusrite mixmasterを導入。マスタリング用アナログEQ、コンプレッサーです。特殊な作りのマルチバンド コンプレッサーが、実はとても使いやすいのです。しかしファイナルリミッターは全く使い物になりません。 2002年
元々ミックスダウン、マスタリング用スタジオとして 営業を始めた当スタジオですが、ミックス時にどうしても録音をやり直したい、そういう方が 結構多かったのです。そういう訳でレコーディングブースを導入。ドラム録音できるような大型に しようか迷ったのですが、2畳〜3畳程度のブースではオフマイクでエアー感を録ることができないので、小型の物を 選択。 mackie 8bus 24chコンソールを導入。デジタルミックス時の内部飽和、つまみを手で動かせない ジレンマから大型コンソールを導入しました。そしてMOTU2408 MK2を導入。初代2408と2408MK2で計16アウトが可能になったので、アウトボードを 更に増加。これでアウトボードのADDA遅延時間を気にせず、アナログミックスの醍醐味を味わえる・・・・ しかしながらやはりこの価格帯のコンソールでは納得できる音質を出せずに売却。digidesignが 次期ProTools(6.0)からMacOS9をサポートしないというアナウンスを知り、今こそ買うべきだと!念願の ProTools HD3を導入。2003年
長年使用してきたB&W CDM1のツイーター損傷。修理費が相当かかる上、小型ウーハーでの モニターに限界を感じていたので、思い切ってモニターSPをTannoy system 1000に買い換えました。 届いてから最初の感想は、とにかく作りがセコイ、雑。しかし、配線して実際に音を出してエフェクト やEQを操作してみると、これほど音作りがやりやすいスピーカーは、10年位味わったことがない。 そしてサービスエリアの広さ。業務スタジオでは、モニタースピーカーのど真ん中で聴いている時と、 他の場所で聞いている時の差が大きい物は使えないのです。立会い作業時に何人ものお客様がいらっしゃ るからですね。そういう細かいところにも気配りがされた設計です。 説明書には、さすが業務用モニター、破損時の修理部品が全て番号別に記載してあります。 他の候補にはGENELEC 1034Bという定価100万円超の大型パワード(中古品)を検討していたのですが、 価格交渉がうまくいかずに破談。しかし実際買っちゃってたらウチのスタジオには大きすぎたかも しれないですね。2004年
デジタルコンソールを処分してアナログコンソール、コントロールサーフェースの シンプル仕様に。MacOSX,ProTools6.7にバージョンアップ。もちろんアウトボードはこれからも併用して行きます。デジタル接続が、 192I/Oとマスターハードディスクレコーダーのみの結線となったので、ワードクロックの トラブルから開放され、気分爽快(笑)沢山のデジタル機材をコントロールするために、 ワードクロックジェネレーターに投資するのもなんですからね。必要ない所は全てアナログ 接続、CDとのレベル比較のために、マスターレコーダはSPDIF,AES/EBU端子を切り替えて レベルチェックします。コントロールルームが多少広くなりました。2005年
アナログコンソールもサウンドクラフトM8クラスでは駄目でした(笑)RAMSA (松下製)WR-S4412 をスイッチ全交換含めたフルオーバーホールして入れ替え、国産最高レベルの小型コンソールはさすがに素晴らしい音質です。 サンスイ AUα907 L EXTRAも純正オーバーホール、パワーアンプ専用機に改造してもらい ました。 マイクプリアンプはGML8304, コンプレッサーはTUBE-TECH LCA2B,マイクはaudio technica AT4060真空管マイク、世界の音響機器の トップレベルの機材を揃えました。それでも価格は据え置きです。2009年
2011年に錦糸町スタジオを閉鎖して自宅に機材を移設して、シンプル仕様になりましたが妥協は しません(笑) 基幹システムもMacG4のバックアップにG5を、マスタリングソフトにWave Lab6も導入(使ってないけど)スペースの都合上モニター卓を止めたのですが、192IOから山水のアンプにバランスでクロスケーブルを使って直接モニター、RCAの民生機器は東京光音のプラスチックボリュームとセイデンのセレクターで自作したパッシブアッテネーターでモニター。写真をよーく見るとアシスタント、はまぐりが写真撮られるの待ってます2015年
2020年居酒屋しのちゃん内に移転、基本的に業務スタジオは営業終了、お酒を飲みながら機材話、ギター改造できるスペースになりました。とか言いつつ192IO増設、MIDASのミキサー入れたりアウトボード追加したり武装強化してます。