レスポールの謎 3
2020.06.27
最近はギター関係ばかり書いてますが、2年程前からギター触るようになったばかりで、その前10年程全くギター触ってないブランクがあり、実は浦島太郎でした。

ギブソンやポールリードスミスが、ウェイトリリーフという手法の肉抜きギター
 https://guitarsele.com/article/feature/gibson-new2017/

を作ってたことなど露知らず、数か月前に初めて島村レスポールコピーを購入して中を開けて配線部が大きな空洞になっていることを知ったのですが、

ここまで調べたことをまとめると、
ヴィンテージの59年レスポールは、軽い。
現在のマホガニーよりも遥かに軽量で、密度が濃いのに軽量で音の響きが良い。
家具業界などとの材料奪い合いの結果、材木の価格も上がり、軽量で響きの良いマホガニーが入手できなくなり、比重の重いマホガニー材をウェイトリリーフをすることで音抜けを狙った。
(材木の比重が高く重くなると、音は暗くなる、その分サスティーンは良くなる)
ウェイトリリーフは恐らく、測定器にかけて実験した結果なんでしょうねえ。
ちなみにジョンサイクスのレスポールは確か70年代の物で、大分重いようです。
重いので低音が良く出てサスティーンが長く、ブラスナットでキラキラ感も出る、
あのハードロック仕様の良い音が出ているようで、時代時代の使い方なんですよねえ。

ワタシが20代の頃、ネット上でBBS会話をしていた仲間の方で59年レスポールを当時500万円で購入した猛者がおりまして、その界隈でヒスコレを持ち込んで音比べした人たちがいました。

今のカスタムショップのレスポールとは別物。という結果。

・・・で、あれから20数年経過したワタシの疑問。

ヴィンテージの59年レスポールは、始めからあの音が出てたのではないかという疑惑。

概ね、ヴィンテージギターはコンデンサ、ケーブルなどの経年劣化、熟成、調整により出来上がったサウンドだと言われておりますが、

じゃあ、当時のレスポールの音はどうだったのだろう。
1960年代の録音、動画なんて音質は知れてるだろうと思いましたが、ちょっと調べたらレスポール氏本人の動画がアップされてるじゃないですか。



レスポールさんはビグスビィ付けてシングルコイルのピックアップ付けるのがお好きだったようでハムバッカーの音では無いのですが、このシャキッとした抜けの良い音、
今のレスポールと音全然違うじゃないですか。


ESPミュージアムのヴィンテージギターの音と比較
https://www.j-guitar.com/gakkisommelier/feature/2016/01/espmuseum-vintage-salon-vol1.html

どっちかというと、今のカスタムショップの音よりも、レスポールさん本人の音に近いと思います。

・・・・・ピックアップがシングルかハムか、の違いはあるけど、基本的な音、経年劣化考えても
、あれは元からあの音が出ているのではないかと私は思いました。

そして、10数年が経過、ジミーペイジなどのオーバードライブサウンドで本来狙っていた音と異なる使い方をされた時に、たまたまその音が時代にマッチしてしまった、という偶然なのではないかと。

59年レスポール、今では入手ができない軽量で音の響くマホガニー材木、これが全てなのではないかなあ。



そして今日、ワタシはgibson 57 classic ピックアップを購入しました。
 
書いてることとやってること全然違うじゃねーかーwwwwwww

うわっはっはっはっは笑

おまけ
Cinderella - Night Songs (1986)
なんせ中学生の頃の30年前の記憶なので怪しいですが、ヤングギターインタビューで
この曲のレコーディング、59年レスポールでやったそうです。
今じゃあ誰も知らんだろうけど。




※レスポールの謎2
http://www.southenst.com/cgi-bin/blog/html/day/20200311-1.html
※レスポールの謎1
http://www.southenst.com/cgi-bin/blog/html/day/20200310-1.html
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