で、早速ループスイッチャーにNu:Tekt OD-Sを接続して音を出してみる。
2021.04.01


ギターは島村レスポール(gibson 57 classic×2)
アンプはHughes&Kettner TUBE20(改CELESTION G12M Greenback 8Ω)

ジャラジャラ~パキーンジャラジャラ~~ジャー・・・・

うっは~、なんじゃこの音は。まるでラインレコーディングをしているかのようなハイがギラギラして煩い音。こりゃやっちゃったかあ。

ギターをビルキャスター(fender nocaster)に変えてみる。
音の傾向は同じで益々ハイがうるさい。

Nu:Tekt OD-Sのトーンコントロールのhighを下げると、高域が根こそぎ持っていかれるので調度良いバランスに持っていきにくい。


まず裏蓋外してワイド、ナローの設定変えてみる。

ははあ・・・ナローモードのほうは低音が出なくなり、これはアンサンブルにおけるベースとの棲み分けに丁度良いんじゃないか。今時の仲間同士の協調性重んじる若者バンドには良いかと。
バイアスの調整をしてみる。うんうん、マニュアル記載通り一番音デカい所がやっぱりベストのようでここは関係ないか。

次、オペアンプ交換してみる。
(下記動画の今西さんが使用したOP275、この動画見て購入したのでオペアンプも同時に購入しておきました、秋月で250円)
https://www.youtube.com/watch?v=YsnXqSvkKjA




すると、お、音は相変わらずだけど物凄いワイドレンジ化。これはもうこっちで決定でしょう。

しかし、このエフェクターのハイの出方に合わせてアンプのTONEやフクミヤ電子のパライコを設定すると、アンプで歪ませた場合や他の歪み系エフェクトとループスイッチャーで組み合わせた場合、明らかに浮いてしまいます。エフェクターのTONEの定数に問題があるのではないか。

そこで、ヤマハのグラフィックイコライザーを刺して調整してみます。



う~~~ん・・・このイコライザーだと上手い事帯域が当たらない。



アンプを変えてみる。

VOX AC15 Warehouse Limited Edition

お、をををを、お!?
ハイカットフィルターで半分以下に絞ってみると、

これは良い!!!!良いです。アンプで歪ませるよりも、Nu:Tek OD-Sで歪ませたほうがかっこいい音が出ます。
考えてみたら、レビューの動画にあったアンプもVOX使ってましたよね。VOXコルグが作ってますもんね。リファレンスのアンプもVOXなんでしょうね。

ギターも両方行けます。抜けが良くもパンパンジャリジャリ現代風サウンドが気持ちいい。


FENDER HOT ROD DELUXE 初期型1996年製 (改造品JENSEN P12N Alnico5 concert series)も行ってみます。

お~・・・絶対ギラギラでうるさくなると思ったのに、Hughes&Kettner TUBE20よりは遥に相性良いです。十分使える音出てます。


このエフェクター、highのつまみの設定周波数が低すぎて、美味しい帯域がごっそり抜けちゃうのでここの設定は変更したほうが良いのではないか!?と思います。ワタシはこれを改造してループスイッチャーに組み込むか、VOX AC15専用歪みエフェクターとして使用するか、まあ、昨日の今日なので今後のんびりテストして行こうと思います。


この新世代の真空管Nutube、もう少し数増やして高級機作って行ったら物凄く面白いと思います。省電力、省スペースで本物の真空管が鳴らせるのであれば、モデリングの必要も無くなり、本物のほうが良いに決まっている。

モデリングが時代遅れ、が遂にやってくる予感がします。

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