Edwards Limited Model E-LP-85・・・と思われる。その後3
2021.01.14
ナット底部の水平を出すのにちょうど良い物を見つけました。



これ、ラックマウント型エフェクターに変更するためのラック耳です。
ちょうど90度なのでこれを使って削った所、見事に上手く行きました。

音のウネリも詰まりも無くなり快適!!

やはり、良い材木のギターは良い音が出ます。
材木が良いのに音が良くないのは、どこかしらのセッティングに問題があるのでしょうねえ。
ここまでジャパンヴィンテージ物集めてきましたが、その殆どはナットに問題がありました。

まあ、経年劣化で交換されてない物が殆どだったのですが、やはり過去の経験を思い出しても
元々ナットの溝切が甘い物が多いような気がします。
Edwards Limited Model E-LP-85・・・と思われる。その後2
2021.01.11
元手1万円のギターですが、日本製だしマホガニー単板なのでお金をかけて修理することを決めましてナットを注文しました。


写真は使い回しですが、元は牛骨ナットです。

GRAPHTECH ( グラフテック ) / PQ-6114-00  TUSQ製ナット
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/157577/


ナットを外して、溝に残った接着剤を綺麗に剥離します。



これが残っていると、100%クソ音になります(経験あり)笑
丁寧にきちんと全て除去します。


幅と長さはちょうど良いのですが、高さが合わないので紙ヤスリで削り調整します。

所が、ナットの底辺が中々上手く水平にならない。これ、以前から思っていたのですがこの底辺の水平を出すのがとても難しい。※実はわたくし、このナット底辺の水平が上手に出せずにナット製作から逃げ回っておりました。

とりあえず固定せずに、ナットをはめて弦3弦、4弦から貼ってバランスをとりつつチューニングして音を出してみると・・・なんと水平は出ていないのですが、前のナットの時より遥かに良い音が出ております。サスティーンが長く、倍音も綺麗に。
この状態でギブソンのスタンダードクラスの音質は出るようになりました。
音色は、やはりグラフテック独特で、ギブソン寄りでなく、PRS系の音が出てます。
何というか、昔の90年代ヤマハっぽい音なんですよね。
ヤマハが最近パシフィカの高級機にグラフテック採用している理由が良く解ります。
目指す音の方向性が近いんでしょうねえ。

しかし、うーん、うーん・・・このままで良いだろうか。いや、なるべく可能な限り水平を出して、接着してみる。



6弦1フレットを抑えた状態で、+0.5ピッチが高い。多分0.3なのだろう。
しかし、弾いていて若干、弦高に違和感はあるけどピッチのほうはまずまず。

とりあえず今日はここまで。


ナットの底部を水平に削る良い方法何かないかなあと、検索してみたところ、

ありましたありました。

https://www.newhill.co/post/2012-10-26
ナットサドルジグという工具があるのですね・・・

ほんっと助かりますわ。現代の情報社会。なるほどこうやって水平出すのかあ・・・・
明日やり直すかあ。
Edwards Limited Model E-LP-85・・・と思われる。その後1
2021.01.11
音の劣化の一つは、出力ジャックの錆でした。
ピックアップ同様、相当な錆があったのでジャックをピカールで綺麗に磨きなおし。
大分良くなったのですが、音が綺麗に出ないんですよね・・・

2弦、3弦、6弦がよろしく無いので、ナットファイルで溝を整形します。



6弦がどうも限界のようで、どうしましょう。

まずこのギターの詳細を調べてみようと色々検索したところ、5ちゃんねるのエドワーズスレの過去ログから発見。

https://mint.5ch.net/test/read.cgi/compose/1393335810/

上記リンクから引用

...ここから引用

352 :ドレミファ名無シド:2016/12/23(金) 19:29:46.04 ID:bkP/8N4n
>>351

今日お茶の水行ってきたからBIG BOSSで聞いてきてやったよ笑
明確にこの時期に一斉に工程を大幅に変えたっていう訳ではないみたい。
少なくとも90年代~00年代前半まではMADE IN JAPANだそうで。
レスポールに関しては、わりと生産初期のものはヘッド裏にシリアルナンバーの刻印がないらしく、生産が増え始めた時にシリアルナンバーを途中から入れるようになったんやと。
ギター本体の重量も今のモデルみたいに軽量がウリではなく、むしろ若干重いと言った所だそうだ。
ただ店員さんもそこまで詳しくなかった感じだったから、必ず上記が正しいかは分からない。

ちなみに、今の江戸もパーツはGOTOHを使っているそうだから、グラスルーツと比べれば作りは断然良いっぽいね。

・・・ここまで引用

ビンゴー。このエドワーズレスポール、上記情報が正しければ90年代の初期型日本製ですね笑

今後お金をかけて改造するか、決めました。やりましょう笑
Edwards Limited Model E-LP-85・・・と思われる。
2020.12.26
このギターはコロナ自粛中、7月にひっそりと購入しまして、状態はジャンク、音出ません。
写真の通り錆が相当進行していており、大分弾きこまれていてフレットはガタガタ、高さはあるので、まあ、安いから修理してすぐ転売しちゃおうかと思って購入してきました。税込みで
10000円。



シリアル番号が無い、2000年前後の製造と見られる。90年代最後が濃厚ですかねえ。
これは、中国加工始める前の国内で作ったサンプルなのでしょうか、中国でテスト生産して送ったサンプルなのでしょうか?シリアルが無いので恐らくサンプルには違いないと思いますが。

メイプルトップは恐らく貼りだと思いますが、バックのマホガニーはなんと単板、一枚板です!!ネックも安物にありがちなヘッド接着タイプでなく、マホガニー、一枚板!!
塗装がどうもひび割れからトップラッカーっぽいので、もしかしたら上位モデルのEdwards E-LP-108LTSかもしれません。



カタログ調べると、当時のホンジュラスマホガニーだそうで。凄い時代ですねえ。
※マホガニーについてはこちらをご参照ください。
https://www.digimart.net/magazine/article/2014052200303.html

まずこの錆びたピックアップを取り外し錆び取りをしようとしたところ・・・
やはり貼りメイプルトップですが、メイプル+メイプルで厚みのある板を使っています。
そして、ピックアップがDUNCANじゃないですか!

サウンドハウスで現在、SH-1n 11880円とSH-4 12430円
ウソだろこれ笑。外して売却しただけで元取れるわ笑

配線を見た所、



アウトプットが切れているだけなので、少しWEヴィンテージワイヤーを足して接続してみた所、問題なく音も出てます。ボリューム、トーンは帝国通信工業製。やっぱりここのはガリとか殆ど出ないんですよね・・・

しかし、同じ10万円前後のレスポールコピーでもhistoryとは比較になりませんな。

比較対象 history zls-100 内部配線



自社で作って自社で売る物と、OEMの違いです。
意外にもコンデンサはMARUWAのKCK223、同じ物です。

綺麗に磨いて、塗装修復、フレットすり合わせもやりました。



しかし、いまいち音が気に入らない。うーん、材木は良いんだけどなあ・・・

やはり材木良くても当たりハズレあるのかなあ??

続く・・・

Bill Lawrence BT1E-90B trigger2 改造2回目
2020.12.23
ここまでの改造で大分良くなったのですが、弾いていてイマイチ納得できない。
これはやはり安価なGOTOHpickupsが足を引っぱっているのか。いや、ここまでの経験でそれは違うと思い、よくよく考えてみると、volumeとtoneのポットを250kΩに変更、CRLセレクターに変更、ネックポケットの修正で低音が出て音が太くなるために、高音に不満が出るのは当然のことでしょう。

そういえばコンデンサはオレンジドロップだけど何μfだっけな?と見てみると、なんと・・・0.033μfです。



http://www.buildyourguitar.com/resources/lemme/
こちらによると、ピックアップに接続された状態の0.033μfコンデンサだと、ピークが5.2KHZ辺りにあります。エレキギターは大体5KHZ辺りから一気に特性が落ちるため、0.1μfに変更してピーク周波数を3.3KHZ辺りに下げることで、実効周波数帯域の高音域の抜けの良い音が出るようにしてみようかと。

以前、HISTORYのレスポールモデルに使った際、予備で購入しておいた台湾FARAD製コンデンサに交換(多分60円)



これが大正解。バッチリ抜けて低音も出てバランス良いです。
GOTOHpickupsでfender customshop製と良い勝負できる音でます。



ついでに、ナットの溝が深く弦の振動に影響が出ているので、ナットトップを紙ヤスリで削りなるべく弦と溝の深さが無くなるよう、修正しました。


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