YAMAHA FX900 ギター用1Uマルチエフェクター
2020.10.06


こちらの商品は、ワタクシが高校1年生時(30年前)に発売された物で、当時は確か、79800円だったと思います。とてもじゃないけど手が出なかったのですが、今・・・2200円で売っておりましたので回収してきました笑

何故今更こんな古いデジタルエフェクターを購入したのかと言うと、昔好きだった女の子と再会してついつい・・・じゃなくて、最近のモデリングエフェクターは、必ずADコンバーターを介してデジタル化してしまうため、TRUE BYPASS が出来ない物が殆どです。要するに、接続しただけで必ずAD、DA変換をしてしまうため、音が必ず劣化してしまうということです。これらを2個、3個直列で接続することを考えると恐ろしいことになります。

古いデジタルエフェクターは、アナログ回路経由のセンドリターンで音が劣化しないようにしている。(勝手にそう思っていました)だから敢えて古い物を買ってきた訳です。

ところが・・・ヤマハのサイトでこのFX900のマニュアルをダウンロードしてブロックダイヤグラムを見てみると、(ヤマハさんこんな古いモデルのマニュアルまで用意して頂きありがとうございます)



ギエー・・・フルデジタルやんけ・・・当時のマニュアルには、こういう回路図まで掲載されておりました。
1990年時代からバイパスしても必ずADDAコンバータ通っちゃう設計だったのね・・・この年まで
知らなかったよ~~~。これじゃあ最新の24bit~32bit、96khzのモデリングのほうが良いわ笑

AD 16bit44.1khz, DA 18bit44.1khz 当時のヤマハは何故かこういう中途半端な設計が多い。
10代の頃はマニュアル読むのが大嫌いでしたが、(読んでも意味判らんかったから)今ではほぼ全ての解釈が出来るので、酒飲みながらユルユルとマニュアル読んで仕様調べるのがつまみになっている。

バイパスしてもAD 16bit44.1khz, DA 18bit44.1khzじゃあ、最近のZOOMの格安マルチと同レベルで音痩せはまあ、CDレベルと考えれば。高価な部品使ってる分マシかもしれませんけどね。
このデジタルエフェクトの歪み系は、まあ使わないことで笑デジタルEQやコンプ、空間系は往年のSPX系サウンドが結構良いので、なんとかしたい。(心の中でSPX990買ったほうが良かったんじゃないかとか言わない)

さて考えました。お、そう言えば、先日MIDAS DM12を導入して使わなくなったベリンガーの
ミキサーがあるじゃないですか。

こいつを、ループスイッチャーに接続して、ミキサーのセンド&リターンからYAMAHA FX900を接続して、エフェクト成分をWET 100%設定にすることで、元音を非デジタル化、エフェクト音のみをDSP経由でアナログミックスすることを考えました。



結局こうなると、アナログのペダルコンプレッサーも欲しくなるし、大規模システムになっちゃうんだよなあ。
しかし、こういう接続をすると、古い機材を使っても味わいのある良い音を出すことが可能なのです。あの当時のあの音を、ローノイズかつ高音質で使えるんですよ。

これはさあ、当時ブラッド・ショウ スイッチングシステム(多分布袋さんとかも使ってたと思う)でラックエフェクターを導入していた人たちはやはりラック型のアナログミキサーを導入してたのだろうか。今時ラックエフェクト多様してる人はオレの知る限り角松俊樹さん位しか居ないんだが・・・
と思って検索してみた所、

https://tokyo.whatsin.jp/36950/2

上記リンクから引用
”CAJカスタムミキサーでミックスされVHTのパワーアンプへ・・・”

ひえ~~やっぱりデジタル劣化を避けるためにアナログミキサー使ってるのか(笑)

という訳で長くなりましたが、TRUE BYPASSとDSPを経由した音の違いをアップロードしました。

続く。
Bill Lawrence BC1D-62 Challenger +FENDER Custom Shop Fat '50s +初期型FENDER HOT ROD DELUXE音アップ
2020.10.02


これは中々に魅惑的な音になったと思います。

今回の収録は、オンマイクにAUDIO-TECHNICA AT4060 真空管マイクを使用、
オフはAUDIO-TECHNICA AT9943

ミキサーはMIDAS DM12を使いました。
このマイクプリアンプ、ホント十分に使えますねえ。
GML繋ぐの面倒くさく、これでやってみたのですが笑
Bill Lawrence BC1D-62 Challenger +FENDER Custom Shop Fat '50s +初期型FENDER HOT ROD DELUXEその後
2020.09.16
あまりの優等生ぶりにFENDER Custom Shop Fat '50sを交換してしまうかも、と前回書きましたが、その後サウンドハウスのレビューとか他のネット情報で、かなり傾けたほうが良いという情報を得てやってみました。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/36234/

イイ感じです。じゃじゃ馬感に期待せず、こっちが丁寧な演奏すれば呼応してくれる感じ?
アルダー特有の中低域の甘味と苦みの混じった?魅力が出ています。
なんだろ、火を付けていないたばこって物凄く良い香りするじゃないですか。あんな感じ。
というのも、先日初期型FENDER HOT ROD DLUXEを購入したので、こちらのアンプとの相性が抜群です(純正なので当たり前なのですが笑)

しかし、クリーンチャンネル、ドライブチャンネル共に真空管の美味しい歪みではなく、何か違和感のある高音域の歪みが気になっておりましたところ、

サウンドハウスの FENDER Hot Rod Deluxe III 現行型のレビューの記載を発見。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/158447/

※上記リンクから引用してます

(投稿者名:オーディオアンプ設計屋 【埼玉県】
スティールギター用に使えます
但し、6~8弦同時にグリッサンドしてボリュームをアップした際音割れが発生するが、昇圧トランスで供給電源を115V~120Vにするとこの音割れは止まります。) 

ほうほう・・ウチの初期型FENDER HOT ROD DLUXEも昇圧したところ、見事に解決!!!
ドライブチャンネルでクランチで歪ませても、クリーンで歪ませても嫌な帯域の歪みが消えました。

ヤフー知恵袋でもサウンドハウスのレビューでも、こういうちょっとしたレビューはとても貴重です!!極僅かな気にいらない点の解決情報が得られるのは大変素晴らしいことだと思います。
近年のような、自分の意見と合わないから徹底して否定したり叩いたりして情報を削除させたりするよりも、こういう意見がある、ということを、良いか悪いか置いといて、後世にその情報を残すことのほうが有用だと思うんですよね。時代変われば品変わるし思想も変わるじゃん笑

ちなみに、TUBE-TECHのコンプレッサーなども、100V仕様正規輸入品でも昇圧しないとノイズが出るモデルあります。やはり海外輸入製品は特に真空管製品、スイッチング電源以外の場合、基本的に昇圧したほうが良いのかもしれませんねえ。


・・・と、ここまで書いたのですが、100V電圧に合わせて真空管バイアス調整すりゃ良いんじゃね?www書き終わって気が付くのもまた人生です笑

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