マルチエフェクターを直列で接続する音質の変化と、TRUE BYPASSの重要性
2020.10.07
※以下、全ての動画収録は、オンマイクにAUDIO-TECHNICA AT4060 真空管マイク、
オフマイクはAUDIO-TECHNICA AT9943
ミキサーはMIDAS DM12を使いました。


1.DSPを経由しない、アナログでの出力
BOSS改造メタルゾーンで歪ませた音を、そのまま直でアンプへ送った音です。
(厳密に言うとループスイッチャーは経由しております)








2.DSPを経由した、YAMAHA FX900 でのバイパス音





マルチエフェクターを直列で繋いだ場合、TRUE BYPASSができないモデルが多く、BYPASSスイッチを押してもADDA変換による音質が劣化します。1.と比較すると、音抜けが悪くなっているのが解ります。


3.DSPマルチエフェクター(YAMAHA FX900)を直列に経由した場合のディレイ音





BOSS改造メタルゾーンで歪ませた音を、DSPマルチエフェクター(YAMAHA FX900)に直列で接続しディレイをかけて、ギターアンプから音を出した場合。ディレイ成分で結構ごまかせてしまいますが・・・


4.アナログミキサーを併用して、デジタルマルチエフェクターのDSPを経由せず元音のみアナログで出力、ディレイ成分のみをDSP処理。
※この場合、FX900のエフェクト成分は100%WETにしないと、アナログ音と同じ音が出て位相が
狂いますので注意!!





3.と比較すると、やはり音が太いのが解るかと思います。

結局ねえ、ペダルエフェクター使ってもディレイ、リバーブ系の空間通すとこの世の殆どの製品はTRUE BYPASSしている製品なんて無くて、ごく少数派なんですよね。
現在の24bit 96khzクラスのADDAにすれば随分良くなってはいると思いますし、利便性考えるとモデリングには捨てがたい魅力がありますが、やはり一度デジタルになってしまうと仮想の世界になってしまいます。

私のような考えをする人が居るようで、こんな改造をやってくれるサイトを発見しました。

ペダルエフェクターのTRUE BYPASS化改造
http://www.root20.com/bypass.htm

http://www.phase-in-net.com/

BOSSのディレイ系は困難なようですね。

このように、90年代のラック型エフェクターはもう底値でゴミ扱いなので(笑)、これらを上手にアナログミキサーと併用すると、モデリングに頼らず、安価で良い音作れると思います。
デカくて邪魔で重くて持ち歩きできませんけどね~笑


YAMAHA FX900 ギター用1Uマルチエフェクター
2020.10.06


こちらの商品は、ワタクシが高校1年生時(30年前)に発売された物で、当時は確か、79800円だったと思います。とてもじゃないけど手が出なかったのですが、今・・・2200円で売っておりましたので回収してきました笑

何故今更こんな古いデジタルエフェクターを購入したのかと言うと、昔好きだった女の子と再会してついつい・・・じゃなくて、最近のモデリングエフェクターは、必ずADコンバーターを介してデジタル化してしまうため、TRUE BYPASS が出来ない物が殆どです。要するに、接続しただけで必ずAD、DA変換をしてしまうため、音が必ず劣化してしまうということです。これらを2個、3個直列で接続することを考えると恐ろしいことになります。

古いデジタルエフェクターは、アナログ回路経由のセンドリターンで音が劣化しないようにしている。(勝手にそう思っていました)だから敢えて古い物を買ってきた訳です。

ところが・・・ヤマハのサイトでこのFX900のマニュアルをダウンロードしてブロックダイヤグラムを見てみると、(ヤマハさんこんな古いモデルのマニュアルまで用意して頂きありがとうございます)



ギエー・・・フルデジタルやんけ・・・当時のマニュアルには、こういう回路図まで掲載されておりました。
1990年時代からバイパスしても必ずADDAコンバータ通っちゃう設計だったのね・・・この年まで
知らなかったよ~~~。これじゃあ最新の24bit~32bit、96khzのモデリングのほうが良いわ笑

AD 16bit44.1khz, DA 18bit44.1khz 当時のヤマハは何故かこういう中途半端な設計が多い。
10代の頃はマニュアル読むのが大嫌いでしたが、(読んでも意味判らんかったから)今ではほぼ全ての解釈が出来るので、酒飲みながらユルユルとマニュアル読んで仕様調べるのがつまみになっている。

バイパスしてもAD 16bit44.1khz, DA 18bit44.1khzじゃあ、最近のZOOMの格安マルチと同レベルで音痩せはまあ、CDレベルと考えれば。高価な部品使ってる分マシかもしれませんけどね。
このデジタルエフェクトの歪み系は、まあ使わないことで笑デジタルEQやコンプ、空間系は往年のSPX系サウンドが結構良いので、なんとかしたい。(心の中でSPX990買ったほうが良かったんじゃないかとか言わない)

さて考えました。お、そう言えば、先日MIDAS DM12を導入して使わなくなったベリンガーの
ミキサーがあるじゃないですか。

こいつを、ループスイッチャーに接続して、ミキサーのセンド&リターンからYAMAHA FX900を接続して、エフェクト成分をWET 100%設定にすることで、元音を非デジタル化、エフェクト音のみをDSP経由でアナログミックスすることを考えました。



結局こうなると、アナログのペダルコンプレッサーも欲しくなるし、大規模システムになっちゃうんだよなあ。
しかし、こういう接続をすると、古い機材を使っても味わいのある良い音を出すことが可能なのです。あの当時のあの音を、ローノイズかつ高音質で使えるんですよ。

これはさあ、当時ブラッド・ショウ スイッチングシステム(多分布袋さんとかも使ってたと思う)でラックエフェクターを導入していた人たちはやはりラック型のアナログミキサーを導入してたのだろうか。今時ラックエフェクト多様してる人はオレの知る限り角松俊樹さん位しか居ないんだが・・・
と思って検索してみた所、

https://tokyo.whatsin.jp/36950/2

上記リンクから引用
”CAJカスタムミキサーでミックスされVHTのパワーアンプへ・・・”

ひえ~~やっぱりデジタル劣化を避けるためにアナログミキサー使ってるのか(笑)

という訳で長くなりましたが、TRUE BYPASSとDSPを経由した音の違いをアップロードしました。

続く。
Bill Lawrence BC1D-62 Challenger +FENDER Custom Shop Fat '50s +初期型FENDER HOT ROD DELUXE音アップ
2020.10.02


これは中々に魅惑的な音になったと思います。

今回の収録は、オンマイクにAUDIO-TECHNICA AT4060 真空管マイクを使用、
オフはAUDIO-TECHNICA AT9943

ミキサーはMIDAS DM12を使いました。
このマイクプリアンプ、ホント十分に使えますねえ。
GML繋ぐの面倒くさく、これでやってみたのですが笑

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